熊本県産「クインシーメロン」｜フルーツゼリーギフトの九州旬食館

太江田さんが丹精込めて栽培したクインシーメロンも使った美味しいメロンゼリー

八代市で40年以上農家を営む太江田さん 温度･湿度に斑が出来ないよう空気を循環するなど、ハウス内の環境を徹底管理している 自然豊かな田園地帯、熊本県八代市で人気のメロン「クインシーメロン」を作り続けて４０年以上。年間約３０トン（約３万個）以上ものメロンを作っている太江田さんに話をお聞きしました。 －太江田さんが作るクインシーメロンの特徴を教えてください。 このメロンの一番の特徴は甘みですね。食感、甘み、大きさ、形、色などどれも重要ですが、特に甘みですね。
甘みが無いとクインシーメロンと言えませんし、糖度１５度（※1）以上の基準を満たしていなければ出荷しません。
収穫時の糖度調査も厳しく実施するので、甘くて美味しいメロンの品質が保たれます。
※1.夕張メロンの「特秀」で１３度。一般的なイチゴが８～１０度 －クインシーメロンへのこだわりについて教えてください。 先程も言いましたが、クインシーメロンは甘みが重要です。
そのため、果実が卵ぐらいの大きさに成長する時期、１本の木に２つから３つ良いメロンを残す『間引き』をおこなっています。
そうすることで、残されたメロンに栄養が集中し、より甘く美味しいメロンへ成長します。他にもミツバチによる交配、この八代の風土にあった堆肥づくりなど、良いメロンを育てるために色々なことをおこないます。
でも、美味しくするための技術よりも、皆さまへ甘く美味しいメロンを届けたいという『気持ち』を忘れず、我が子のように愛情をしっかり込めて育てることが一番大切ですね。
愛情を込めすぎて子供以上に可愛く思える時がありますが。（笑）
私の人生にメロンはかかせない存在となっていますね。 －生産の中での苦労はありますか？ メロンが美味しく育つための「ハウス内の温度と湿度」、そして「土の温度」の調節に苦労します。苗を植える2月頃は、特に「土の温度」に気を使いますね。「土の温度」が低いと苗が根付きにくく、場合によっては枯れてしまうこともあるんです。メロンが育つ最初の関門ともいえる時期なので、苗が成長するまでは必死ですね。
ハウス内の温度と湿度に関しては、昼夜の温度を厳密に保つようコンピューターで自動制御しております。さらに、病気の発生を抑えるために、温度・湿度をハウス内で均一にするために空気を循環させます。メロンは温度が１℃違うだけでも成長に差が出るほどデリケートな果実なので、温度・湿度にはかなり神経を使いますね。
昔、収穫直前の時期に換気を１日おこなえず、すべて枯らしてしまったという苦い思い出があるので、コンピューターを導入した今でも、日中は必ず畑へ出向き、自分の目・肌で確認し、温度・湿度を管理するよう徹底しています。 －逆に、生産の中でのどんな時に喜びを感じますか？ 市場に出荷した際「あそこのメロンが欲しい！」と名指しで注文が入ったり、「こんメロンうまか！」と消費者の皆さまに声を貰えると幸せな気持ちになります。そんな時に、「メロンを作っとってよかった」と思いますね。 －最後に、消費者の皆さまへメッセージをお願いします。 私が丹精込めて作った自慢のメロンです。このメロンが入ったゼリーは絶対に美味しいと太鼓判を押せます！
ぜひ食べてみてください。 2015.05.27　 取材